『侍戦隊シンケンジャー』 の殿×ことはにすっ転んだ早瀬美夜がお送りする、ちょっとじれったい系ほのぼのSSブログです。お気に召しましたら幸いです♪

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「告白」
さて、ブログサイト初でのSSです。
早瀬は思いました。
タグをつけなくていいって、なんて楽なんだ!!!(大笑)

1発目なのにいきなり最終回直前のネタを早々に妄想してみました。
殿×ことはサイトとして、こーだったらいいなー♪、という願望を前面に出してみる。

殿様がちょっと飛ばしてますが、ご容赦下さいv

では、追記よりどうぞ。
告 白


「ことは、この戦いが終わったら、俺と結婚してくれ。 」
 突然の丈瑠の言葉に、ことははすぐに理解しきれなくてその場で固まった。
 最終決戦はもう目の前。
 否が応でも皆が緊張しているであろうこの時期に自分の主君がなにを言い出したのかが判らなくて、ことははとまどった。
「…と、とのさま…? なにを突然言わはって… 」
 真剣に自分を見つめる丈瑠の瞳は己の心を射抜いているようで、いたたまれなくなったことはは思わずうつむいた。
 その両肩を捕まえて、丈瑠は続ける。
「この戦いが終わってシンケンジャーとして戦わなくていい日が来たら、京都に戻らずこのままここに残って欲しい。 そして、俺の嫁となってずっと傍にいてくれ。 頼む。 」
「…! …よ、よめ、って…? 」
 驚きのあまり、鸚鵡返ししかできない。
 まさか丈瑠がそんなことを言い出すなんて、夢にも思わなかったから。
 今までそんな素振りを丈瑠が見せたことなんてなかった…と思う。 もしかして自分が気付かなかっただけなのだろうか。
 それとも…、ずっと秘めてきた丈瑠への想いを気付かれていたとでもいうのだろうか。
「俺には志葉家18代目当主として跡継ぎをつくる義務があるから結婚は必須のことだ。
だが、それならば俺は、いずれじいが探してくるだろう然るべき家柄の、だがどんなヤツかも知らない女などごめんだ。
俺は、ことは、おまえがいい。 おまえに一生傍にいて欲しい。 」
 いつまでも固まっていることはに、丈瑠は畳み掛けた。
「俺はおまえが好きだ。 おまえは俺が嫌いか? 」
「…嫌いなわけあらへん。 」
「じゃあ好きか? 」
「す、好き…やけど…。 」
「やけど? 」
 口を開きかけて再び閉じたことはの瞳には明らかに躊躇いがあって、丈瑠は目を眇めた。
 普段は柔らかい笑顔と口調で周りを和ませる癒し系のことはだが、その芯にあるものはとても強い。
 身体を壊した姉の代わりに侍を継ぐことになったことにも不満を漏らさず、ただ黙々とひたすら精進を続けた。 初めの頃こそあった姉への劣等感や自信の無さも今はすっかりなくなり、その素直で優しい心根のままに心も身体も強い本当の意味での戦士となった。
 その行程総てを見てきた丈瑠にとってそれは、共に戦う侍としての信頼はもちろん、いつしか1人の女性として愛しく思えるものに変わっていった。
 だから、このまま彼女を傍に置いておきたい。
 家臣としてではなく、普通の1人の女性として、平和になったこの世界で一緒に暮らしたい。
 それを願うことは無理を言っているだろうか。
 ことはは、自分を主としか思っていないのだろうか。
 だが、泣きそうな顔で丈瑠を見上げたことはの言葉は彼には意外なものだった。
「…だって、殿様は、殿様やもん。
戦いが終わったら、うち、ただの笛職人で、普通の女の子やもん。 …不器用で頭も悪いし、身分も違いすぎるし、そんなの、きっと許されへん…。 」
「そんなの関係あるか!! 」
 丈瑠は初めて声を荒げた。
 びっくりすることはに、丈瑠はきつい口調で言った。
「戦いが終わったら、俺だってただの男だ。
大体、どうして俺とおまえが身分違いなんだ。
身分を言うなら同じ侍、家臣とはいっても俺はおまえ達をもうずっと前から対等に扱ってきた。
そんなことで文句なんか、誰にも言わせない! 」
「でも、彦馬さんは… 」
「じいは俺が説得する! 」
 即座に断言してから、丈瑠はふっと目を和ませた。
「だが、きっと相手がことはなら快く祝福してくれると、俺は信じている。 」
 それから再び真剣な瞳でことはを見つめた。
「これは志葉家当主としての命令じゃなく、志葉 丈瑠としての願いだ。
もし。 もし、無事にこの戦いを終えたら。 誰も死ぬことなく、みんなでこの世界の平和を取り戻せたら。
ことは、頼む。
どうか、俺と結婚してくれないか。 」
 躊躇いと迷いがことはの瞳の中で揺れている。
 その揺れる思いを支えるように、じっと丈瑠の瞳がことはの瞳を覗き込んだ。
 …その瞳から、ぽろりとひとしずくが零れ落ちた。
 今までどんな困難にも零れ落ちなかったひとしずくの涙に呆然となった丈瑠に、ことはは言った。
「…ホントに、うちでええんですか? 後悔せえへん? 」
「おまえがいい。 絶対後悔なんかしない。 」
 きっぱりと言う丈瑠に、ことははふわりといつもの柔らかい笑顔を向けた。
「…うちね、殿様のこと、…ずっと、好きやったん。 知ってた? 」
 驚いたカオの殿様に、ことはの笑みが深くなった。 その頬に新たな雫が流れる。
「…うん、うち、この戦いが終わっても実家に戻らへん。 殿様と一緒にここにいさせて。 …ええ? 」
「…! もちろんだ! 」
 丈瑠は、ことはを抱き締めた。

 絶対、生きて帰る。
 もちろん初めからそのつもりでいたけれど。
 帰る理由ができたから。
 帰らなければ叶えられない希望ができたから。
 ずっと共に戦ってきた仲間が、これからずっと共に生きていきたい人になったから。
 絶対叶える。
 愛する人を、本当に手に入れるために。




                                                  了
                                                  

あう、勢いで書いた、殿様×ことは!!
最終回にこーなるといい! という己の願望を書いてみました。
殿様は、案外彦馬さんの古風な教育によって 『告白=結婚』 が当然になってると楽しい。
そして、2人の想いが実は他の全員 (じい込み) にバレバレだったらいい。
ことはちゃんのいないところで、流之介には握り拳で 「殿! どうか男らしくがつんと一発!」 なんてハッパをかけられ、千明には、「なんだよ、まどろっこしいな、ちゃっちゃとモノにして来いよ。 」とか言われ、源太には、「のんびりしてたらオレが誘っちまうぜ、たーけちゃん♪」 とか、からかわれ。
茉子姉さん辺りには 「普段は偉そうなくせに、はっきりしない男ね。」 なんていじめられてるとサイコー♪
挙句にこのプロポーズも、実は物陰からじいが隠れて手に汗握って心配して見てると楽しい。
そいで、ことはが受けた途端に歓喜の滂沱の涙で覗きがバレて殿の怒りを買うといい。(大笑)
…結構お似合いだと思うんだけどもな~?

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| | 2009/08/23/Sun 22:15[EDIT]
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