『侍戦隊シンケンジャー』 の殿×ことはにすっ転んだ早瀬美夜がお送りする、ちょっとじれったい系ほのぼのSSブログです。お気に召しましたら幸いです♪

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「Dedicate to you all」
大変お待たせ致しました。
『華燭の典』後日談・今度こそ初夜編 (大笑)、ようやく上梓致します。
「約束After」シリーズ名義の最後になります。…たぶん。(^-^)

注意点を2つ。
・成人指定です。
 『華燭の典』③より数段エロ…いや、性的表現が結構露骨です。
 読んでからそういった点での文句は受け付けません。
 苦手な方はご注意。
・おまけのハズだったのに随分長いです!(笑)


パスとかつけようかとも思いましたが、あえてつけないコトにしました。
だってめんど…いや、注意書き書いてもパスつけても、読むヒトは読むでしょうからねー。
表記しましたゆえ、あとは自己責任でよろしく。
でも感想はウエルカムv

ではでは、丈瑠とことはちゃんの初夜話、どうぞ下へv

Dedicate to you all


 虫の合唱が聞こえるほど静まり返った夜。
 程近くにライトアップされた湖が見えるという絶好のポジションにも関わらず、窓際にもたれてぼんやりと外を見ていた丈瑠の目には、ほとんどそれは目に入っていなかった。
 志葉グループ関連のとあるホテルの、最高級に属する離れである。
 一泊何十万するやらというその離れをこれから一週間ほど独占する彼は、昨日、戸籍上は妻にした女性を待っていた。
 戸籍上、というのは、実質的にまだ身体の関係としての妻にはなっていないからだ。
 昨日の結婚式の夜、いわゆる初夜という状況で不覚にも酔っ払ってろくにナニもしないうちに寝てしまった丈瑠は、当然ながら己の不覚に深く落ち込んでいた。
 その様子を見て察したらしい彦馬に、この新婚旅行でぜひお世継ぎを、などと出掛けに言われたものだから、余計にだ。
 この新婚旅行を、ことははとても楽しみにしていた。
 戦いに備えて高校も行かず剣の修練を重ねてきたことはは、小中学校の修学旅行以外に泊まりでの旅行に行ったことなどなかったのだという。
 それはずっと戦いに明け暮れていた丈瑠も同様で、だからこそ楽しい旅行になればと思っていたのに。
 予定なら昨夜、既にことはを身も心も妻にしていたはずで、だからこの離れにある専用の露天風呂にも一緒に入ろうと思っていたのに、ソッコーで拒否されてしまった。
 まだ恥ずかしいから勘弁してください、と言われて仕方なくことは1人で入るのを許したが、正直とても寂しい。
 …帰るまでには絶対一緒に入る。
 しょうもない誓いを立てていると、ふと部屋に入ってくる人の気配を感じた。
「…お待たせしました。 」
 ことはの声にゆっくりと振り向いて、そして丈瑠は驚いて目を見張った。
 真っ白なキャミソールを着たことはが恥ずかしそうに立っていた。
 胸元をふんだんなレースで飾り、胸下で切り替えのついた可愛らしいデザインだ。
 膝上数cmの丈はいつものショートパンツの方がよほど短いのに、そのすんなりと伸びた脚を爪先まで晒していることで妙に艶めかしい色気を誘っている。
 普段出さない肩がストラップ1本分を残して丸々出ているのも、とても恥ずかしそうだった。
 色気はあるが割りと品のいい雰囲気で、今までと違うことはの雰囲気に丈瑠はちょっと戸惑った。
 明らかにことはの趣味ではないが新婚の花嫁としては合格なその衣装に、丈瑠は思わず訊く。
「…それ、どうした? 」
「…あの、茉子ちゃんが、新婚旅行に持っていきなさいってくれたんです。
うち、恥ずかしいから絶対こんなん着れん言うたんですけど、その、殿様が絶対喜ぶから着なさいって無理矢理荷物に入れられて…せっかくやから、て思うたんですけど…。 」
 本当に恥ずかしそうなことはを見て、丈瑠はぼそりとつぶやいた。
「…茉子、でかした。 」
「は? 」
「なんでもない。 」
 訊き返したことはからつい視線をそらしてごまかしてから、丈瑠は窓際の椅子から立ち上がった。
 ことはの元に近寄って、それからそのむき出しの肩に手を添える。
「ここの風呂場が部屋の専用でよかった。
おまえのこんな可愛い姿、間違っても他人に見せられない。 」
 にっ、と笑えばことはが恥ずかしそうにうつむく。
「…あの、うち、こんな色っぽいのやっぱり似合うてませんよね。
明日から普通の浴衣着ますよって。 あ、なんやったら今からでも… 」
 踵を返そうとしたことはの肩をしっかり掴むことで、丈瑠はことはの足を止めた。
「ちゃんと可愛いし、充分似合ってる。 」
 思わず頬を染めたことはに、丈瑠は追い討ちをかけた。
「それに、確かに浴衣もそそるがわざわざ着替える必要なんかない。 どうせすぐ脱ぐんだ。 」
「っっっ! ( ////// )」
 ますます真っ赤になった頬に、丈瑠はそっと口付けた。
「…今日は、逃がさない。 」
 言いながら唇へと移行する。
 口付けられた唇が僅かに離れると、ことはがちょっと笑った。
「昨日もうち、別に逃げてへんですよ? 」
「…うるさい。 」
 バツが悪くなってつぶやけば、ことはがくすくすと笑う。
 ますます気恥ずかしくなって、丈瑠は強引に口を塞いで深く蹂躙しだした。
 すぐに苦しくなる呼吸に、ことはが苦しそうな吐息を漏らす。
「…んっ…、ふっ…、んぅ… 」
 甘い声に刺激されて更に唇を求め続けながら、その細い身体を抱き締める。
 触れているところが熱いと感じるのは、ことはが湯上りだからだけではないだろう。
「…ことは、愛してる。 」
 口付ける合間に囁けば、ことはも恥ずかしそうに応える。
「…うちも、大好きです…。 」
 ことはの後頭部を大きな掌で支えながら、掻き抱くように抱き締めて口付ける。
 頬や瞼、こめかみにもキスの雨を降らせる。
 そして、そのまま触れるだけのキスを少しずつ下に下げていった。
 触れるたびにぴくんと小さく跳ねるのは、感じてくれているからか。
 首の付け根の辺りまで到達するとびくりと跳ねた。 昨夜の感覚を思い出したのか、恥ずかしげに身悶えた。
 ちゅっと、音を立てて吸い付く。
「あっ! 」
 小さな悲鳴が上がるが、それはむしろ丈瑠を煽った。
 その声を聞きたくて首元や鎖骨に唇や舌を這わせ、吸い付けば、その動きに合わせて小さく声を上げることはが可愛くてたまらない。
 だが、胸元の谷間にカオを寄せようとして、ふと丈瑠はカオを上げた。
 羞恥に赤くなっていたことはが、どうしたのかというカオで丈瑠を見ると、ふと苦笑を漏らす。
「…ベッドに行こう。 」
 言われてことはは羞恥にうつむいた。
 この離れは二間を和室の続き部屋で作ってあるが、寝室は更にその隣の洋室でベッドが設置されていた。
 このまま 『初めて』 を布団もない畳の上でしてしまうのは、いかにも丈瑠ががっついているようでちょっと気恥ずかしい。
 こくんとうなずいたことはを、丈瑠はお姫様抱っこで抱き上げた。
「きゃっ…! とのさま…っ 」
 慌てて丈瑠の首にしがみついたことはに、丈瑠は薄く笑う。
「いいからおとなしく抱かれてろ、奥さん。 」
 言いながらそのまま寝室まで新妻を運ぶと、ベッドカバーを片手で剥いでそっと降ろした。
 真新しい純白のシーツの上に横たわることはは不安と恥ずかしさで頬が上気していて堪らない。
 ベッドに上がった丈瑠がことはを跨ぐようにして覆いかぶさろうとすると、更にナニを思い出したのか、突然ことはが起き上がった。
「…どうした? 」
「あの…っ! うち、ご挨拶を昨日するのを忘れてて…! 」
「…挨拶? 」
 意味が判らんと小首を傾げる丈瑠の前で、ことはは突然正座して膝の前に三つ指をついた。
「あの、うち、不束者ですが、これから志葉の奥方として、その、殿様の…お嫁さんとして、がんばりますので、どうぞこれから末永くよろしくお願い申し上げます。 」
 深々と頭を下げることはに、丈瑠は苦笑した。
「ああ、こちらこそよろしく頼む。 」
 ナニゴトかと思えば時代劇的お約束な初夜の挨拶で、丈瑠としてはそんなもの別にしなくても構わないと思わないでもないが、ことはとしては大事なことだったのだろう。
 ほっとしたカオのことはだったが、丈瑠がそのままことはの肩を押してベッドに倒したのに驚いて、その目が丸くなる。
 正座の脚では即座に体勢が立て直せず素直に背中から倒れると、立てた両膝の間に丈瑠が身体を割り込ませて覆いかぶさった。
 突然の体勢の変わりように固まったことはのカオを覗き込む。
「もうこれ以上焦らすな。 セーブできなくなる。 」
 焦らしたつもりはないが、そう言い返す前に再び口を塞がれた。
 何度も場所を変えて口付けられ、そのくすぐったいのか感じるのかさえ判らない感覚に翻弄される。
 口付けながら、丈瑠の手が服の上から柔らかな膨らみに触れた。
「…んっ! 」
 塞がれた唇から漏れる声にそそられて柔らかく揉むと、恥ずかしげに身体を縮こませる。
「…んっ…ふっ…っ…」
 やわやわと揉みしだくたび、塞いだ唇の間から甘い声が漏れる。
 再び首筋から更に下へ唇を這わせ、今度こそ胸元の谷間に口付けると、服の上からでは物足りなくなってきたのか、キャミソールのカップの部分を引き降ろした。
 途中でストラップが引っ掛かって邪魔なそれを肩から外す。
 胸の膨らみの下まで服が引き降ろされると、丈瑠の視界に白く柔らかそうな双丘が現れて思わず目が釘付けになった。
「…やっ…。 」
 思わず胸を隠そうとしたことはの手首を捕まえてシーツに縫い付けると、恥ずかしそうにきゅっと目を閉じてカオをそむける。 …可愛い。
 夢中で尖った先端を口に含み、むしゃぶりつくように吸い出すと、悲鳴のような声が上がった。
「…やあっ! あっ、やっ、待っ…ああっっ! 」
 敏感なところを刺激され、背中を反らせることはにそそられ、片方に吸い付き、片方を揉みしだく。
 先端を嘗め回し、舌で転がし、揉み、指で押しつぶす。
「ああっ! やっ…とのさまっ! やあ! はぁ…っ 」
 息も絶え絶えな喘ぎを、ふと丈瑠が聞きとがめた。
 カオを上げた丈瑠がことはを見つめる。
「…丈瑠って呼べ。 」
「…え? 」
「殿様なんて呼ぶな。 俺はもうおまえの夫で主君じゃない。 呼び捨てで構わない。 」
「…でも…っ 」
「千明や茉子だって呼び捨てなんだ。 これから俺に一番近いおまえがそんな他人行儀の呼び方で俺を呼ぶのは気に入らない。 」
 困って眉と目尻が下がったことはは、迷って、しかし漸く口にした。
「…たけるさま。 」
「丈瑠。 」
「堪忍してください。 いきなりそんなふうには呼べしません。 」
「…仕方ないな。 」
 不承不承でうなずいた丈瑠は、もう一度ことはの胸を可愛がろうとしてから、どう見ても邪魔なキャミソールに気付いて手を伸ばした。
 裾からたくし上げて手を抜かせて脱がせれば、ことはの身に着けているものは下の下着だけとなる。
 枕元のたまご色のライトがことはの身体を白く浮き上がらせ、否が応にも丈瑠の身体の芯を熱くする。
 そっと身体に触れればびくりと大きく震えた。
「…ことは…、綺麗だ…。 」
 微笑みかけると真っ赤なことはが視線を逸らせた。
「…あんまり見んといてください…。 」
「それは無理だな。 」
 妙にきっぱりと丈瑠が言った。
「どれだけ待ったと思ってる。 これ以上待つのは御免だ。 」
 言いながらキスを落とす。
 もちろん剣の修行をした身だから適度に筋肉はついているはずなのに、男の自分と違ってほっそりとしているのが不思議だと思う。
 少し小振りの胸も、むしろ大きすぎるよりは丈瑠の好みだ。
 恥ずかしくてたまらないことはに構わず存分にその身体を眺めているうちに、ふと脇腹に白い線があるのに気付いた。 これは良く知っている傷、…刀傷だ。
 指を這わせるとことはがそれに気付く。
「…あ、それは… 」
「もしかして、あの戦いの時の傷か? 」
 うなずくことはに丈瑠の柳眉が顰められる。
 シンケンジャーとして戦っている時はバトルスーツが多少の傷なら受け止めてくれる。 そのスーツでも受けきれない酷い傷を負ったのなら、丈瑠が知らないわけはなかった。
 それで思い出して左腕に目をやる。
 外道衆との最後の戦いで酷く傷付けたその左腕にも、僅かながら傷痕が残っていた。
「…ごめんなさい。 」
 つぶやくことはに丈瑠は訊いた。
「何故謝る? 」
「…綺麗な身体やのぉて。 傷が残ってるような女でごめんなさ…」
「莫迦言うな。 」
 途中で言葉をさえぎった。
「おまえのこの傷は、侍として負った名誉の傷だ。 誰に恥じるものでもない。
痛みも知らない綺麗なだけの身体になんの価値がある。
その痛みを知っているこの身体は、志葉の花嫁としてむしろ相応しい。 卑下するな。 」
 目を丸くすることはにそっと覆いかぶさる。
 唇を重ねながら、囁く。
「それとも、俺を傷くらいでおまえに幻滅するような男だと思ってるのか。 」
 ふる、と頭を振ろうとしたことはの唇を塞ぐ。
 丈瑠の気持ちが嬉しくて、ことははちょっとだけ気にしていたその身体の傷を、もうこれ以上気にしまいと決めた。
 キスと共に、再び愛撫が始まる。
 胸を揉み、吸いながら身体を撫でる。
 触れたところから伝わる早い鼓動は、ことはのものか丈瑠のものか。
 腹や臍の辺りを撫でればびくびくと震え、甘い声を上げる。
 それがたまらなく嬉しくて、手を止められない。
 更に下方へと手が伸ばされた。
 一番敏感なところへ指が触れると、今までで一番大きくびくりと跳ねた。
「あっ! 」
 高い声が上がるが、それをなだめるようにキスを落としながらそっとソコに指を動かす。
 恥ずかしそうに身体をくねらせることは。
「…んっ…んんっ…ふぁ…っ、あぁ…っ! 」
 胸を弄びながらゆるゆると触られることで切ない声を上げるのに我慢しきれず、丈瑠の指が下着に入り込んで、直接ことはの中心に触れた。
「やあっ! 」
 更にびくんと身体が跳ねる。
 くりくりと突起を弄りながら、更にその先に指を進めた。 ぬるりとした蜜が溢れる泉に指を入れると、絶え間なく上げられた嬌声がより一層高くなる。
 くちゅくちゅと鳴る水音が、ことはが感じているのを表していて嬉しくてたまらない。
 そして同時に突き上げる男の衝動。
 まだ男を知らないことはのナカは、指一本でもキツいくらいで、少しでもほぐしてやらないと辛い目に遭わせるのは明白だ。
 ナカに入った指を徐々に動かし、少し慣れたところで本数を増やす。
 少しずつ広げ、奥へと進め、掻き回す。
 今すぐ指を抜いて自身を突き入れてやりたい衝動を必死にこらえて、努めてゆっくりとことはのナカを柔らかく愛撫する。
 知識として、女性の 『初めて』 は痛いとは聞いて知っている。
 だが、どれくらい痛いのかなんてよく判らない以上、できることなら少しでもその痛みを減らしてやりたいと思う。
 痛いのが自分なら構わない。 むしろことはの為なら代わってやりたい。
 だがそれをできないのであれば、少しでも軽減してやりたい。
「やぁ…っ! あぁっ…はあ、あぁんっ…! 」
 艶めかしい喘ぎが耳元で響く。
 首に手を回して抱きついていることはは、もう恥ずかしいという感覚も麻痺してただ丈瑠の指を感じる。
 拙いといっていい丈瑠の愛撫を全身で感じ、昂ぶる。
 その声に、反応にそそられて、丈瑠も耐えるのが辛くなってくる。
 丈瑠の指が、抜きさしをより激しくする。
 それに合わせてことはの声もより高くなる。
「あああっっ、やあっ、はぁっ、たけ…っ、たける、さまぁ…っ! 」
「…っ! 」
 きゅっ、と丈瑠の胸が締め付けられる。
 ただ名前を叫ばれただけなのに、強烈に胸を打つこの感覚はなんだろう。
 強烈な衝動が丈瑠自身に駆け抜ける。
 …もう、これ以上我慢できない。
 丈瑠は指を引き抜いた。
 はぐようにことはの最後の1枚をひっぱり降ろすと、その下の淡い翳りが目に入り、ますますもう衝動を抑えられなくなる。
 …早く、すぐにでも挿れたい。
 着ていた浴衣の紐を乱暴に解いて脱ぎ捨てて自らも裸になると、再びことはに覆いかぶさる。
 避妊具はなかった。
 一応用意していたが、ハネムーン・ベイビーを期待する彦馬にこっそり荷物から抜かれていたからだ。
 朦朧としていることはの膝を割って脚を広げ、ソコに限界まで昂ぶった自身を当てた。
「…行くぞ。 」
 つぶやくように告げられて、ぐっと押し入れられる。
 途端に、おぼろげだったことはの意識が一気に覚醒した。
「…っっ!!! 」
 息を詰める様子と共に、目に見えてことはの表情が辛そうに歪む。
 さっきまで柔らかかった身体が強張って、必死に痛みを我慢しているのが判った。
 それと同時に自身が締め付けられて、丈瑠は堪らず言う。
「…っ…ことは…、力、入れるな…。 」
「…無……理…、です…どうにも、なら…へん… 」
 固まっていることはに、丈瑠は半分ほど入ったその状態でしばし止まって落ち着くのを待つ。
 漸く入ることのできたことはのナカは、強烈に締め付けられ、即座に達してしまいそうなほどたまらなく気持ちイイ。
 本能に従うならそのまま一気に貫いて蹂躙してしまいたいが、零れることはの涙を見ては、あまり無体もできない。
 必死に欲望と自制心との狭間で戦いながら、丈瑠はことはの涙を唇で、何度もキスをする。
「…たけるさま…、ごめんなさい…。 」
「今度はなんだ。 」
「…うちが、痛がってるから…、また、たけるさまに、…がまんさせて…、うち、おくさんやのに… 」
 思わず丈瑠は苦笑した。
「痛いヤツが謝るな。 大体、今痛くさせてるのは俺だろう。 」
「…でも…。 」
「お互い初めてなんだ、仕方ない。 俺だって上手くやれてるのかも判らんし加減も判らん。
いちいちそんな心配するな。 」
 ことはが目を丸くした。
「…たけるさまも、初めてなん? 」
「…悪いか。 それともおまえより先に、誰か他の女を抱いてて欲しかったのか? 」
「いやや! 」
 やや憮然とした丈瑠だったが、ことはが意外な大声を上げたのに目を丸くする。
「そんなん、いやや。 ヘタでもええから、うちしか知らんといて。 」
「…! 」
 涙目で訴えられて、丈瑠はあまりの嬉しさにくらくらした。
 はっきりと言われたことはの独占欲が、堪らなく嬉しくて可愛くて愛しくて。
 溢れる想いに、自然に微笑みが浮かぶ。
「当たり前だ。 おまえしかいらない。 だからおまえも、俺しか知らなくていい。
愛してる、ことは。 」
 ゆっくりと、何度も口付ける。
 優しく甘く、慈しむようなキスは、ゆっくりとことはの身体の強張りを溶かしていく。
 気付けば、ことはのナカに丈瑠はすっかり収まっていた。
「…はぁ……ことは…大丈夫か? 」
 荒くなった呼吸と共に、丈瑠が問う。
「…はい……。 」
 薄く、ことはは微笑んだ。
 痛みはまだあったが、それ以上に繋がったことへの喜びの方が大きかった。
 ようやく、ひとつになれた。
「…うれしい、…やっと、うち、ぜんぶたけるさまのものにしてもらえた…。 」
 ことはの潤む瞳に息を呑む
 きゅうっと心が締め付けられる。
 どうしようもなく溢れる愛しさに堪らなくなって、とうとう丈瑠の理性の箍が外れた。
 衝動的に腰を動かしだす。
 驚いたことはの身体が再び強張る。 懸命に丈瑠の首にしがみついた。
「ことはっ、ことは…っ! 」
 切羽詰った擦れた声でうわ言のように妻の名を呼びながら、ただ夢中で自身を突き入れる。
 痛みにカオを歪めていたことはだが、徐々に耐えられないほどではなくなってきた。
 重い圧迫感が苦しいのに、それとはまた違う感覚がしてくる。
 徐々に潤いが取り戻され、水音がしてくる。
「あっ、あんっ、…んっ、あ…っ 」
 すがるように丈瑠にしがみ付き、声を上げることはが愛しい。
 ことはも、涙で滲んだ視界に映る丈瑠にどうしようもない愛しさを感じた。
 眉根を寄せ、目を細めて、唇からは熱い吐息を零して。
 滴る汗すらも扇情的だ。
 おとこのひとって、こんなカオするんや…。
 ぼやけるアタマで、そんなことをふと思う。
 だが、それもあっという間に激しい律動にかき消された。
 痛いのか感じるのか、そんなコトも判らず、ただ必死に丈瑠に与えられる熱に翻弄される。
「ふぁっ、あっ、ぁぁあっ、はぁ…っ、たける、さ…やぁ、んっ、ふ…っ 」
 絶えず零れる嬌声に煽られて、丈瑠の息も荒い。
 すぐに持たなくなる。
「…んっ、もう…ことは…っ 」
「うぅんっっ! ぁあっっ、ああぁっ! 」
 突き上げるスピードがどんどん上がって、ベッドが壊れそうなほど軋んだ。
「…くっ……ん…っ! 」
 絶頂を感じてことはを強く抱きしめると、絶頂が脳天まで突き抜けた。
 ことはのナカに、一気に欲望を放出する。
 思わず力尽きるが、かろうじてことはの上に崩れ落ちずに肘をついた。
 はあはあと荒い息をつきながらことはを見下ろすと、同じように荒い息のことはが自分を見上げていた。
「…おわったん…? 」
 さすがに初めてでは達することもできなかったようだが、それでも丈瑠の方を気にしたのだろう。
 そっと頬を撫でて微笑んだ。
「…ああ、終わった。 よく我慢したな。 いい子だ。 」
 痛かったんだろう、と言外に言えば、ことはは恥ずかしそうに訊いた。
「…これで、うち、ホントに丈瑠様の奥さんになれたんですよね? 」
「莫迦。 おまえはとうに俺の嫁さんだ。 」
 微笑みながら頬に口付けた丈瑠は、小さな声で言った。
「俺こそ…優しくできなくて…ごめんな。 」
「…え…。 」
「途中から、もう何も判らなくなって…夢中で…。 」
 言い訳するようにつぶやく丈瑠に、ことはは微笑んだ。
「そんなことなかったです。 丈瑠様、とっても優しかった。 」
 カオの横についていた肘にそっと触れる。
「…それに、イタかったけど…途中から…気持ちよかったし…。 」
 途端に、くっついていた胸から丈瑠の心臓がものすごい速さで早まったのが伝わってきた。
「…おまえ、わざとか? 」
「へ? 」
「今晩おまえを寝かせられなくなるから、そういう可愛いこと言うな。 」
 ええっ、と声を上げてから、ようやくことはは自分がどれだけ恥ずかしいことを言ったかに気付いて慌てて言い募った。
「やっ、あのっ、違っ…! あ、違わへんけど、その、ずっとイタかっただけなわけやなかったって言いたかっただけやし、気持ちよかったっていうのは、その、あっ、そうや、身も心も繋がって嬉しかったっていう意味で、あ、でも、別に全然気持ちよくなかったわけやなくて…!
ああっ、もう、うちナニ言ってるんやろ…! 」
 焦れば焦るほど、言い訳がドツボにハマっていく。
 なんと言ったものかと1人で焦っていたら、突然丈瑠が吹き出した。
 くっくっくっ…と素で大笑いしている丈瑠はなんだかすごく楽しそうだ。
「…言いたいコトはなんとなく判った。 」
 ことはが真っ赤になる。
 なにやらものすごくウケてしまった。
 しばらくくつくつとしつこく笑っていた丈瑠だったが、それがようやく収まるとぎゅっとことはを抱き締めた。
 そして楽しそうに笑う。
「…じゃあ、今度はおまえを気持ちよくしてやらなきゃな。 」
ちゅっ、と口付けるとことはが訊き返した。
「…はい? えっと…? 」
「俺だけがいい思いしてるだけじゃ申し訳ない。
大事な可愛い奥さんも同じように気持ちよくなってもらわなきゃ男が廃る。 」
「…えっ、それって…あの…。 」
 もしかしてと気分だけは腰が引けたことはだが、本物のことはの腰は既に丈瑠の足が逃げられないよう囲っている。
「あ、あの、うち、今日はもう… 」
「遠慮するな。 まだ日にちも変わってない時間だ。
…ゆっくり愛してやる。 」
 遠慮じゃないです、と言い掛けたことはの唇を塞ぐ。



 新婚の夜は、まだ始まったばかり。





                                了
                                11.02.22


『約束After』 今度こそ初夜編でした。
おまけだっつったのに、長ーい!!
普段のSSの倍の長さだよ。
いつもなら2つに分けるところですが、内容が内容なので、長いけど1本で掲載しました。
ケータイ視聴の方、ゴメンね、読みづらくて。  m(_ _)m
これで、ようやく長かった丈瑠さんの禁欲生活も無事終わりました。 (大笑)
そして、ことはちゃんは無事丈瑠さんにおいしく喰われちゃいましたとさ♪ (おい)
身も心も奥さんとなったことはちゃんですが…、さて、この新婚旅行中に一体どんだけ可愛がられるコトでしょうかね? (にやり)
丈瑠さんが本能の赴くまま可愛がりすぎたために、明日の朝は腰が立たずに起きられなくて観光等にも出掛けられず思い切り機嫌を損ねたことはちゃんに、丈瑠が平謝りでお世話をしている図が目に浮かびます。(笑)
ま、なにはともあれ、幸せな朝を迎えられて重畳ですv

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| | 2011/02/23/Wed 14:47[EDIT]
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| | 2011/02/27/Sun 15:55[EDIT]
Re: 祝!貫通…(感涙)
>ノリ吉様
こんばんは。
タイトルを見て、思い切り吹き出した早瀬です。(大笑)
ああ、うん、そうだね!
てなワケで、ホントに随分おまたせ致しました18禁SS、そんなに喜んでいただけて嬉しゅうございます。
そうよね、18禁書けって初めに言ったのってノリ吉さんだもんね。
ご希望に添えてよかったです。(笑)
つい入れたくなるコメディ色を雰囲気を壊さない程度に入れてみましたが、いらん!と言われなくてよかったv
だって、初めから最後までガチガチのエロだけじゃ、なんかな~、と思ってさ。

細かい感想にそれぞれ笑わせていただきましたが、一番ウケたのは…ええっ、『ヘタでもええから』って、そんなプレッシャー感じるかな!?
初心者(笑)だからしゃーないやん、と思ったんだけど。(^-^)

そうなんです、コレが新婚旅行の初日なんです。
さて、これからまず間違いなく毎日、丈瑠さんたらことはちゃんを可愛がっちゃうよね。
果たしてことはちゃんは無事観光に行けるのか!?
帰る頃には力関係が変わっていないか? (大笑)
その辺が他人にはツッコめない大問題です。

『約束After』としてのタイトルはもう付けませんが、これからは新婚さんネタも書こうかなとは思ってます。
中途半端はイヤなので、とりあえず今は無事シリーズ完結できたのはほっとしております。
また違うお話も書くかと思いますが、また読んでやってくださいませv
早瀬 美夜 | URL | 2011/02/28/Mon 21:19[EDIT]
Re: オール石ノ森大戦
>M NOM様
ふ、ふら○す書院なんてほど表現はエロくなかったと思うけどなぁ。(笑)
だって向こうはもちっと濃くて表現もあまり綺麗じゃないしマニア受けっぽい…って、なんでそんなコト知ってるかっつったら、そりゃ読んだコトがあるからです。(大笑)
しかし、こーいう女が書いたエロものってのは、男性の目から見たらどう見えるのかなぁという疑問は解消されません。
いやまあ、積極的に読んでもらいたいものでもないっちゃないんですが。(苦笑)

リンク先、拝見致しました~。
むむむー、そうなのかー。
しかしせっかくの情報ですが、惜しむらくは早瀬、年齢的にさすがにあまりそれ以前の特撮ヒーローものはしっかり覚えがないんですよ。
ちゃんと知ってて判ってるのは戦隊モノだけなんです。
兄がいるので一応一緒に観てて、だいたい一通り知ってはいるはずなんですけどもね。
なので、それほど『おおおっ!』とはならないんですよー。
申し訳ございません。m(_ _)m

それにしても東えいさん、なんか懐かしモノばっかで一生懸命数字を稼ごうとしてるんでしょうかね?
昔の子供たちを取り込み直すコトばっか考えてるのもどうかと思うんだけどなぁ。
早瀬 美夜 | URL | 2011/02/28/Mon 21:37[EDIT]
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